2010年10月29日金曜日

第25回日本国際工作機械見本市(JIMTOF)に行ってきました

会場の様子
10月28日にビッグサイトで行われている第25回日本国際工作機械見本市に行ってきました。この見本市は東京と大阪で毎年交互に行われていまして、今年は東京のビッグサイトで行われました。見本市の名前の通り出展している企業は工作機械メーカーやその周辺に関わるメーカーで構成されています。私がこの見本市に行った目的は工作機械の最新情報やメーカーの動向を知るためです。今回すべてのメーカーを見てまわることは1日では到底できない企業数でしたが、主だった見ておきたいところは見ることができました。
今回は全般的に目新しい工作機械はありませんでしたが、ひとつ気になった機械はA社で展示していたプロファイルグラインダー機でした。これは従来の光の透過によって画像を映しだすのではなく、カメラを使って画像を確認します。また機械がその画像を認識して、寸法まで自動で追い込みをかけてくれます。さらに、機械が自動で砥石のドレスをすることと、自動で砥石を交換してくれます。これは何を意味するかというと、プロファイルグラインダーの全自動化です。当社にもプロファイルグラインダー機は数台ありますが、この機械は画期的なものだと思います。
いつかは導入してみたいなと思いながら、帰った今日この頃でした。

2010年10月22日金曜日

第2回 知財経営研究会に行ってきました

研修風景
10月21日に第2回知財経営研修会に行ってきました。今回研修会場となった場所は埼玉県皆野町にありますO社です。ここは建築用の鍵などを製造販売している会社で、5年ほど前から知財経営をおこなっているということです。
なぜ今回このO社にて行なうこととなったかというと、この会社では知財経営をすることによって大きく方針転換をしているからです。具体的には「商品はローテクでもアイデア次第で売れる商品となる」ということです。当然ローテクですから、他社でも真似をできるとおっしゃっていましたが、それを特許やデザイン賞などで守っているということです。この会社では建築用の鍵でもニッチな分野をやっていてQCDや技術力だけの勝負ではなく、そこにアイデアとデザインをつけて商品を開発することで、消費者に受け入れてもらえる商品を作り出していました。
当社でも今後モータコア事業部などで知財というのは関係してきます。その勉強のために研修をうけていますが、この会社の社長がおっしゃる「QCD+技術力+アイデア+デザイン」というのは当社の金型でも当てはまるのではないかなと考えている今日このごろです。

2010年10月16日土曜日

フォース21「国内展示会の効果的な展示方法」の講師をしました

話をしているところ
10月15日にさいたま市のソニックシティにてフォース21という勉強会で「国内展示会の効果的な展示方法」という講演の講師を務めてきました。これは中小企業振興公社よりご依頼がありまして、当社の展示会の展示方法が他社の参考になるということで、当社の展示会での実施していることを話してきました。
当社はこの3年間ほど展示会に出展しておりますが、その出展における方法が他の方から見ると良い方法を実践しているとのことです。具体的には当社の強みを活かした展示品やそのアピール方法などです。社員の皆様にも展示品については製作していただいておりますが、その展示のために製作したものが当社の強みを活かしたものとなっています。
展示会においては、大小はありますが、実績は出てきています。当社では今後も引き続き展示会に出展していきます。次回は来年6月の機械要素技術展です。今後も当社の強みを活かした展示品を出展していこうと思っておりますので、社員の皆様はご協力をお願いします。そして展示会を成功させましょう。

2010年10月14日木曜日

小泉純一郎元総理大臣の講演会に行ってきました

公演が終わって、拍手をしているところ
10月14日の夕方からソニックシティで小泉純一郎元総理大臣の講演会があり、行ってまいりました。私はいろいろな人の話を聞いて、何かに役立てることはできないものかといつも考えております。小泉元総理の公演を聞きに行ったのもそのためです。
当日は多くのお客様が来ており、相変わらずの人気ぶりですね。公演の題目は「日本の進むべき道」となっております。小泉元総理も政界を引退された後でも、日本のこれからを心配されているのでしょう。
公演の中で一番印象に残っている小泉元総理の言葉に、「日本は外国から見ると、すばらしいところや評価されるところがたくさんあるのに、日本を一番評価していないのは日本人だ」という言葉です。言われてみると確かにそうかもしれません。日本人は日本をあまり評価していないかもしれません。私もそうでしたが、それを聞いたとき、「日本にもいいところがたくさんあるな」と改めて考えてしまいました。皆さんは日本をどのように見ていますか?改めてみてみると、日本は結構いい国ですよね。

産総研 オープンラボに行ってきました

パネル展示
10月14日につくば市にあります産総研のオープンラボに行ってきました。オープンラボとは産総研で研究を行っている日ごろの成果を一般公開するものでして、毎年行っているそうです。今回私がこのオープンラボに行った目的は、「球面モータの研究」に関することに興味があったからです。
モータといえば当社ではモータコア事業部として活動をしておりますが、この「球面モータ」に関しては範囲外で考えておりました。モータ原理自体は通常のモータと動く原理は同じようなのですが、形が非常に変わっております。「球面モータ」とは名前のごとく駆動が球面となっており、通常の1軸で回るモータとは動き方が異なり、3次元的(3軸)な動きをします。
当社で行っている圧粉磁心によるモータコアがこの「球面モータ」の何かに使われることがないかなと思い、いったのですが、現物を前にすると結構構造が複雑でよくわかりませんでした。また実用性を考えるとまだまだ開発の余地はあるのかなとも感じました。
いずれにしてもこれからのモータですので、私たちが行っているこれからの圧粉磁心となにかの関わりがもてればと思い、出かけてまいりました。

2010年10月8日金曜日

社外報「アマリリス」の10月号が完成しました

社外報「アマリリス」10月号
当社で発行している社外報「アマリリス」の10月号が完成しました。この社外報は2ヶ月に1度の発行しています。作成は当社の女子社員が順番で作成しています。その月の話題などを載せていますので、ぜひお楽しみください。ご感想などいただけたら幸いです。PDFファイルを会社のホームページのトピックス欄にリンクさせておきます。

2010年10月5日火曜日

中小企業海外展開支援シンポジウムに行ってきました

パネルディスカッションの様子
10月5日に関東経済産業局で行われた「中小企業海外展開支援シンポジウム」に行ってきました。このシンポジウムは中小企業の海外展開の事例などを交えて色々と紹介をしたり、パネルディスカッションで実際に海外展開をされた企業の社長などがその経験談を話していました。
そのパネルディスカッションの中で印象に残っている言葉は、日本の製品は海外企業から見ると「クオリティ」が高いということです。日本企業というだけでクオリティが高いといった評価をされるそうです。日本の中にいるとなかなか気づかない自社の強みは、実は海外では非常に評価が高いといったことが多分にあるらしいのです。
またお話の中で言われていたのは、日本国内で競合と競いあってコスト競争になるなら、海外でそれをしたほうがよっぽどいいということも言われていました。今の時代、国内で争っている時代ではなく、日本ブランドで海外企業と競争することが、日本のためになるのだなということを、このシンポジウムを通じて感じました。
当社はまだ海外展開は行っていません。しかし、いつかはその時代はやってくるでしょう。またそうしていかなければ生き残ってはいけない時代になってきたと思っています。そのときのために、まず今お取引しているお客様に対して最大限の努力で良い製品を届け、そのうえで海外展開ができる準備を同時に進めていければと考えています。

2010年10月4日月曜日

イノベーションジャパン2010大学見本市に行ってきました

レアアースレスモータの説明パネル
10月1日に東京国際フォーラムで行われたイノベーションジャパン2010大学見本市に行ってきました。これは大学の研究成果を発表する大学の展示会のようなもので、おそらく毎年開かれているのだと思います。
私が今回この見本市に行ってきた理由は、北海道大学で研究開発した「レアアースレスモータ」を見てくるためです。この「レアアースレスモータ」とは言葉の通り、レアアースを使わないモータです。モータにはマグネットが入っていて、その中に強力な磁石が入っています。この磁石にレアアースが使われています。(具体的にはネオジウムなど)開発されたモータにはそのレアアースが使われていません。それでもレアアースを使ったものと遜色ない性能を出しているそうです。
で、なぜ私がこれを見に行ったかというと、このモータに圧粉磁心が使われているからです。圧粉磁心は当社のモータコア事業部で行っている事業内容そのものです。今後何かのつながりが持てるようになりたいと思いまして訪問をさせていただきました。
レアアースはご存知のように中国がその大半を握っています。今後、日本はこのレアアースを使用しない技術がますます求められてくると思います。