2011年3月23日水曜日

「日本の自動車部品メーカーはインド進出で生き残る」という講演を聞いてきました

講演会の様子
タタ社 ナノのカットモデル
3月22日に埼玉県産業技術総合センターで行われた「日本の自動車部品メーカーはインド進出で生き残る」という講演を聞いてきました。
講演の内容は、日本の自動車に関わる中小企業の厳しさは不景気によるものでなく、日本やそれを取り巻く「構造の変化」によるものだという内容から始まり、中小企業がこれから生き残っていくためにはインドに進出していくのが良いという内容でした。
インドは中国に並んで人口が非常に多い国です。また今とても発展していてこれから自動車の需要が非常に増えていくということが上げられていました。また国民性も事業をするには向いている環境だということも話されていました。
話を聞いてきて一番納得できたところは、現状の日本の中小企業をとりまく厳しい環境は、構造の変化から来るものだということです。構造の変化とは、少子化の問題や大手企業の海外生産などです。要するに日本国内の需要(自動車)が減ることで生産台数が減り、なおかつ車の生産が海外で行われるようになったことで、日本からの輸出でなく現地生産になってきたということ、つまり日本国内での生産が減っていることが原因だと話されていました。
この先日本で自動車の生産が増えることは期待できないのかもしれません。ということは、私たちはやはり進むべき道をしっかりと定めていかなければなりませんね。
講演会のあとインドのタタ社のナノという車のカットモデルが展示してありましたので、見てきました。この車は日本円で約20万円ほどの車だそうです。日本で走ることはできませんが、ちょっと移動するだけの車として使用するならたしかに「あり」な車ですね。実際に運転してみたくなりました。

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